スマートフォンアプリのアクセス解析&RTmetrics最新デモセミナー

スマートフォン対応のアクセス解析ツールを調査する中で、RTmetricsのデモセミナーに参加してきました。
前回のバージョンからのアップグレード版は、クラシックからRUIレポート(グラフの機能)や、APIによる拡張で外部との連携がされたようです。
導入者数390社と多くの企業の実績はあります。
PCサイトとモバイルサイトなど同じ指標で見れるところは特徴の一つで、端末に依存しない分、比較分析はしやすいと思います。

一方でスマートフォン対応の解析現状ですが、
・オフライン対応ができていない
iOS対応はされていない
SDKAndroid用のもの(SDKアプリをインストールして使用)
・アプリとWEBサイトの渡り歩きには対応できていないので、どう解析していくかは今後の課題

などの現状から、今後の課題も多くすぐにスマートフォン解析ツールとしての導入は難しいように思います。
今後の更なる拡張に期待したいと思います。



RTmetricsの基本仕様
RTmetricsの特徴

1.リアルタイムなWEBサイトの解析(ビジネスレベル&タイム解析)
・現在アクセスしているユーザーの行動がリアルタイムで解析可能。また、現在から過去のWEB行動情報をいつでも解析可能。仮説、検証のアドホックな要求にお答えできます。


2.容易な導入、低コスト、安全な運用(人的コスト、システムリソースコスト)
・スイッチのミラーポートへ接続するだけの極めて容易な導入作業なため、情報システム部門の人的運用コストを最小化し、使用するシステムリソースも約100分の1以下へ最小化します。また、分析対象をなるWEBサーバーへ影響を与えない安全な運用が可能です。


3.大規模アクセスWEBサイトの解析
・30億PV/月の実績。(実績数:最大10億Hit/日)


4.モバイルサイトとPCサイトが同じ指標で解析可能
・パケットから取得する個体識別番号、セッションIDなどの複数のセッション情報を基軸にする事により、携帯サイトの詳細な解析を可能にしています。


5.詳細なアクセスデータによる解析(ビジネスレベル解析)
WEBサービスへ特別なプログラムをセットすることなく、WEBログに比べパケットレベルの極めて詳細な分析情報を取得可能です。動的生成ページやログに現れないPOSTデータや、携帯の場合のデバイスIDによるパケットが解析できます。


6.ビジネス部門でのWEB解析運用(ビジネスレベル解析)
マッピング解析の機能により、ビジネス部門の方でもURLを分かりやすい名前に変換し、使いやすい画面構成になっています。

MarkeZine Day 2011 Spring

最近アクセス解析に対するスキルアップを狙っているため、マーケ&解析関係のセミナーに参加してきたので感想をメモ。

MarkeZine Day 2011 Spring :ホーム

Togetter - MarkeZine Day 2011 spring


全体的にスマートフォンへの対応の話が多かった。セッションの中でも話があったが、サイトによってその対応の緊急度合が違うので、事前によく調査分析を行うことが大事。
そしてどこも効果検証として数値を取ることに力を入れているんだなと実感。うちはそこが非常に弱いので何とかしたいところ。また楽天トラベルの例であったようなVOCを取得する仕組みも検討していきたい。

セミナーの内容とは関係ないが、今回はセミナー運営がとてもスムースでよく工夫されていた。ひとつのセッションが終わったら、そのアンケートを提出しないと次のセッションの資料が手に入らないようになっていたり、後日Web上で全体に対するアンケートに答えた人にだけ当日のPDF資料がダウンロードできるようにしていたり。
それぞれの配布の際は個人のバーコードをスキャンしている徹底ぶりで、セミナーの文字通り、効果測定やフィードバックを得ることに対する執着が見えた。参考になります。


成果10倍!入口出口から考えるユーザ中心PDCA(ビービット)

顧客中心、ユーザー中心の時代が到来
  • Texas InstrumentsとCasioの電卓対決
    • Casioの電卓の方が機能、価格とも優れているが…
    • 先生と生徒というコンテキストを利用して売り込んだTIが勝利
ユーザー中心PDCA
  • 「Plan⇒Do」(基盤構築)
    1. 成果の明確化(出口)
    2. ユーザーターゲティング(入口)
    3. コミュニケーションシナリオの作成
  • 「Check⇒Action」(日々の運用)
    • 高速シナリオ最適化
      • 各ターゲットごとのコンバージョン率をチェック
    • サントリーハイボールの例
      • 8週間のキャンペーンのうち、最初の1週間でCheck⇒Action
    • Web Antenna

マーケティング担当者が知っておくべき5つのアクセス解析トレンド(ユーザーローカル)

5つのアクセス解析トレンド
  1. 社内説得の重要性
  2. ソーシャルメディア
  3. スマートフォン
  4. ペルソナ設計
  5. リアルタイム解析

楽天トラベルが実践した、デジタルとアナログのコラボレーションによる新しい顧客接点(楽天トラベル)

Webと電話を連動させた申し込みサービス
  • Callクレヨンによる事例紹介
    • 顧客満足度向上、コンバージョン率向上
    • 今までドロップしていたユーザーを新たに取り込めたと見ている
    • 電話を選択した理由を聞くことでサイト改善にも繋がった
「モノ」は面白く使われるのを待っている

マルチチャネル/マルチデバイス時代の動画マーケティング(ブライトコーブ)

動画コンテンツの対等
  • 世界の全トラフィックの50%以上を動画が占めている
  • 動画を入れると検索結果の最初のページに出る確率が53倍になる
  • 口コミしやすいコンテンツ
  • 動画と相性のよいスマートフォンの普及
事例
  • nissen TV
    • 動画に出ている服をすぐに購入できる
    • iPadでアクセスしたら自動でHTML5で実装したページに遷移する

マルチデバイス時代でも通用するデータ・ドリブン・マーケティング(アイエムジェイ)

スマートフォンの独自利用傾向
  • PC、ケータイとは異なる
  • アプリの計測
    • SiteCatalystの「App Measurement」
今後はKPIに工夫が必要
  • 単純なPV、UUでは測れない
    • 接触回数、リピート率、維持率、口コミ数
  • 満足度を測る指標:NPS(Net Promoter Score)

RIAコンソーシアム・ビジネスセミナーXVIII


RIAC:RIAコンソーシアム・ビジネスセミナー 〜クラウド・SaaS時代のUI/ユーザビリティ〜
Twitter:riac_jp

所感

RIAコンソーシアムというコミュニティの有料セミナーに初参戦。やはり参加者にはSIerの方が多く、業務システム寄りの話が多かった印象。そして「UX」の潮流が、メーカー⇒Webサービス⇒業務システム、と順々に来ているのだなぁと実感した。

個人的に今回の収穫は、ソシオメディア篠原さんのミニワークショップでの気づきと、ヌーラボさんのUI開発事例が聞けたこと。前者ではシステム寄りの考え方とコンテキスト寄りの考え方がスパッと腑に落ちたし、後者ではレビューの大切さを再認識した。3000円の会費を払うだけの価値はあった気がする。
またMicrosoftPROJECT UXのページが、昔はSilverlightの宣伝ばかりだと思っていたが今ではずいぶん充実していたのにびっくり。ROIの資料なんかはとても参考になるし、OSガイドラインと合わせて勉強に使えそうだと思った。MSはKinectWindows Phone 7も好評なようで、いつのまにかUXをキーにして復活を思わせてくれた。

RIACではユーザビリティ研究WGなどの活動も盛んなようで、これからも機会があればウォッチしていきたいコミュニティである。

SaaS時代のユーザインターフェースとは(篠原さん)

  • 現在のソシオメディアはWeb1割、9割はスマホや他デバイス向けの仕事
  • 簡易ワークショップ
    • パンダ・サル・バナナの絵を2つに分類してください
    • パンダ&サル―バナナ:分類主義、システム寄りの考え方
    • パンダ―サル&バナナ:状況主義、コンテキスト寄りの考え方
    • いかにして状況の中に入り込むか?
    • ユーザー調査はこういった状況によるコンテキストを明らかにする
  • ユーザーに何を体験してもらうのか
    • 誰かが体験した時間を別の誰かの時間にシフトすること
    • 対価を払うことで、サービス提供者の体験を追体験すること
  • ソシオメディア デザインパターン

Backlog、CacooにおけるコラボレイティブなUI開発(縣さん)

  • Backlog 有料使用600社
  • Cacoo ユーザー10万人 そのうち2/3が海外
    • 開発段階では全て英語で作っている
  • Moving Target
    • 最初からゴールが定まった開発ができるわけではない
    • 複数の目を使い、徐々に的に近づけていく探索的なプロセスが必要
  • UIはディレクタ、プログラマ、デザイナみんなの目を使って作る
    • たくさんの目で、とにかくレビューをすること
    • 最終判断はプロダクトオーナーにゆだねる
    • マネージャとプロダクトオーナーを分けたほうがよい
    • オーナーはUIの専門的な知識を意識して学ぶこと
  • イデアフェーズ
    • インプット:Twitterのつぶやき、ユーザとの情報交換会など
    • ストック:Backlog上に何でも登録
    • ピックアップ
  • プロトタイプフェーズ
    • ワイヤーフレーム:Cacoo上で共有、コメントの付け合い
    • プロトタイプ:動くものを作って使い込む リアルデータを使用するのがコツ
    • デザイン:デザイナは開発初期から関わっているのでスムース
  • レビュー会に力を入れている
    • 1回30-60分程度
    • 各段階で2-3回行っている
  • カイゼンフェーズ
    • β版で1年程度運用した
    • ChromeエクステンションでUIの実験をしている

インフラジスティックス社の紹介

Microsoftでの取り組み

第4回ユーザビリティ研究会


第4回新横浜ユーザビリティ研究会のお知らせ
第4回新横浜ユーザビリティ研究会 報告

所感

今回は新横浜の老舗ユーザビリティ評価企業であるインターソフトさん特集。内容は下記Web上にあるトピックに準拠したもの。

株式会社インターソフト|業務内容|ユーザビリティ・サービス | 新たな取り組み


やはりオフィス機器や業務システム系の調査が多い様子で、全体的にクラシックでタフな調査が多いなという印象を持った。このあたりがWeb業界のリサーチャーと特に違うところ。
3名の方々から、これまでの各種調査についてのリクルーティング方法やボリューム等の具体的な内容を開示していただいたので、今後の調査設計のよい参考になりそう。特にカメラを使った日記調査はアウトプットの質が思ったより良さそうで、今後トライしてみたいなと思った。


また個人的には、五十嵐さんの問題提起の中にあった、「タスクを完遂できる人とできない人の差は何か?」という問いが興味深かった。確かに普段のユーザーテストでも、同じ条件でリクルートした上でそういう違いが見られることがある。
ちょうど学生のときに関わっていた、認知能力(場依存性、空間認識能力など)とシステム利用時のエラー率についての研究を思い出した。それが先天的なものなのか、後天的に身に付くものなのか調べるのもおもしろいと思った。


フィールドに置ける利用状況調査の事例発表(尾上さん)

A.はりつき調査の例(プリンタ、コピー機
  • オフィス内3カ所×2名ずつ×2交代 1週間で241サンプル
  • 直接観察&質問紙
    • 原稿の種類、枚数
    • 何の機能を使ったか?
  • 機密保持への配慮が大変
B.住み込み調査の例(印刷、製本機
  • 3名×3日間 日中つきっきりで観察
  • 代表的なジョブについて、作業と利用機器のマトリクスを作成
C.簡易日誌調査の例(血圧計)
  • 優良顧客6名に対して実施
  • 電話で説明後、カメラ、記録シート、手引きを郵送
  • 2週間、毎日記録をしてもらう
  • 後日、それをもとにインタビューを実施
  • カメラを渡すと、思ったよりもしっかりと記録してくれていた
ISOに関する話題等
  • ISO9241-11:オフィス用品向け
  • ISO20282-1:日用品向け、インターソフトでも翻訳中

開発初期段階におけるUI印象評価(人見さん)

見て→触って→使って→使い込んで
  • 「見て」「触って」の部分を評価するのがSD法
  • 定量的な結果が得られるのがメリット
  • 「使って」「使い込んで」の部分は専門家評価へ
SD法によるUI評価の例
  • 1機種8名程度×3〜5機種=30〜40名程度
  • SD法で用いる形容詞対をおよそ30個程度用意
  • 一度に4名ずつ、4カ所をローテーションで評価

千葉工業大学『情報デザイン演習1』

2010/12/20(月)と2011/1/24(月)に、千葉工業大学の『情報デザイン演習1』の授業へ講評員として参加しました。
この授業では「モバイル」をテーマに、学生のみなさんが多様な情報デザインを提案する授業になっています。
こういった場に参加できるのは、私にとってもいい刺激となり、貴重な時間を過ごすことができました。

グループワークで全19グループの課題発表があり、見どころ万歳でした。
完成度が高い作品もあり、現・大学2年生と考えると今後の活躍が楽しみです。
内容はグループごとにまちまちですが、フォトエッセイやフォトダイアリーから、調査アンケートまでしっかり行っていたり、ペルソナやシナリオもきちんと設定されていたことが印象的です。
最終的なデザイン提案に結びつくステップを、各々のプレゼンテーションで見せてくれました。
どういった発表が行われたのか、少しご紹介させていただきます。


■授業名「情報デザイン演習1」
■日時
12/20(月)14:40-17:50 情報インタフェース中間発表
01/24(月)14:40-17:50 情報インタフェース最終発表
セイコーインスツル株式会社さん/米津さん,久米さんとご一緒しました。

■場所
本学・芝園キャンパス(新習志野駅より徒歩7分)


■学生さんの課題の概要
1.ゲーム性を重視したカメラ – 写真を撮るとポイントが追加され機能拡張

2.ユーザーの旅の記録が見れる – スキャンした場所へのミッション

3.RPG子供向けのゲーム – 地図とGPS機能を使って仲間を呼ぶ

4.名刺の電子化 – 口コミをモバイル化,知らない人とのコミュニティ構築

5.RIPPRING – 偶然の出来事を音とイルミネーションで楽しむ

6.新体験モバイル – 風景が音になり、ヘッドフォンで楽しむ

7.リアルアバターで試着をしながらファッションを楽しむ – リアル店舗とオンライン店舗

8.XEMA – 雨の日を楽しく、傘で雨を収集して、それらを音と光の演出で魅せる

9.らくぽ – 歩いた歩数で地図を飛べる

10.風景と時代を楽しむ – 過去・現在・未来を見れる本

11.GOOL – 癒しを与えてくれる3Dメガネ

12.瞬間ねんぴい – 友達とコンタクトを取りながら自己管理をする。可視化された炎を見れるモバイル

13.楽しく安全な山菜採り – 虫メガネモバイルで覗くと、素材の説明とレシピが見れる

14.個性を伝えるためのデザイン – 腕にかける自己投影

15.Amico – キャラクター性があるコンパクトカメラ。SNSとも連動できる、Amicoハウス。思い出を共有できるAmicoで写真を撮影し、Amicoハウスからプロジェクタ投影する。

16.アバター – キーホルダー型、広告媒体

17.つづり – 趣味を通じたコミュニケーション。アナログとデジタルの融合

18.THEME – お酒のグラスと通して、人とのコミュニケーションを楽しむ

19.人と楽しむセッションプレイヤー – 音楽と手のアクションを楽しめるモバイル


アクティングアウトもみなさん個性豊かで楽しませていただきました!
オンラインでの使い方など、SNSやネットワークを考慮した提案も多かったように思います。

千葉工業大学のみなさん、おつかれさまでした^^

iPhoneアプリ&WEBサイト ベンチマーク

■UI/デザイン共有サイト
iPhoneアプリ&WEBサイトのベンチマークを共有します。

☆TappGala
http://www.tappgala.com/



iPhone アプリと Web デザイン
http://d.hatena.ne.jp/tanemori/20100701/iPhoneAppsAndWebDesign



iPhoneデザインアーカイブ
http://iphonedesignarchive.jp/



☆29 Sexy iPhone APP Designs
http://www.youthedesigner.com/2010/03/10/29-sexy-iphone-app-designs/



☆Well-Placed Pixels
http://wellplacedpixels.com/



☆TapFancy
http://tapfancy.com/



☆35 Beautiful iPhone App Website Designs
http://sixrevisions.com/design-showcase-inspiration/35-beautiful-iphone-app-website-designs/



☆30 iPhone Apps with Sexy Interfaces
http://mac.appstorm.net/roundups/iphone-roundups/30-iphone-apps-with-sexy-interfaces/



☆10 Beautifully Designed iPhone UI
http://www.inspiredm.com/2010/02/15/beautiful-apps/



☆21+ Essential iPhone Apps with Sexy Interfaces
http://www.suberapps.com/2009/03/24/21-essential-iphone-apps-with-beautiful-interfaces/



☆21 Fantastic iPhone App Designs
http://www.looks.gd/design/21-iphone-apps-interface-designs



CSS iPhone
http://m.cssiphone.com/

第2回HCD研究発表会

昨年に引き続き、HCD-Net主催の研究発表会に参加。当初は聴講のみのつもりだったが、「事例発表セッション」にて発表およびパネルディスカッションの機会をいただいた。(前回の情報デザイン教育研究会参照。)HCDの総本山でWebサービスの現状を紹介できるのは非常に嬉しく思った。

HCD-Net | 2010年度 第2回HCD研究発表会(第5報)

Togetter - 「第2回HCD研究発表会」

事例発表セッション

Ameba におけるUX 向上の取り組み」サイバーエージェント 鈴木千絵 氏
「インターネット事業に適したHCD 活用方法とは?」NHN Japan UXチーム 佐藤純

コーディネーター:浅野 智氏(横浜デジタルアーツ専門学校、HCD-net評議委員)

発表内容は以前と同じなので、パネルディスカッションと質疑を回顧してみる(覚えてる範囲で…)。あまりTwitter上での言及がなかったので反応が心配だったが、今回もまた新たなWebサービスの担当者さんと繋がりができたり、メーカーさんのデザイン評価状況を聞いたりできたのが収穫だった。

どうやってHCDの流れになったの?

(佐)もともと韓国本社にラボがあり、3年半前に日本にもチームができた
(鈴)4月に浅野先生にお願いした

活動を始めるにあたり、社内での説得はうまくいったのか?

(佐)ちょうどサービス10周年イベントに乗せて予算が確保できたので運が良かった
(鈴)勉強会を奨励する制度が整っている

ペルソナよりシナリオ重視?

(佐)最近はがっつりペルソナは作っていない。テストしてその場で改善案のまとめ

勉強会によく参加しているが、その後の展開は?

(佐)チーム定例MTGと、ブログやTwitterでゆるく共有。本当は良くないけど…
   社内に教えてもらえる人はいないので、積極的に外から情報を集めないと
(浅)情報を出すところに情報が集まる

UXチームの体制は?

(佐)ハンゲームで3名/600名、NAVERで5名/200名
(鈴)放課後Xという有志の活動

資格認定セッション

「認定人間中心設計専門家」第2期の募集について。ここ1年、いろいろな同業の方と名刺交換をした際に、この1行が入っていることで後光が差しているように見えたので、今年はこの資格にチャレンジするつもり。
コンピタンス中心の評価体系になっており、思ったよりしっかりと記述内容を検討しなければならない印象。ユーザビリティ評価業務はもちろん、プロジェクトマネジメント能力や、HCDの指導能力などまで含まれる実践的な資格なので、どこに行っても通用するアピール材料になることを期待している。

HDDレコーダユーザのUX評価の継時的変化と評価構造

UX界のプリンス、安藤先生の発表。製品満足度に寄与する要因は、初めのうちはユーザビリティの割合が大きいが、慣れとともに影響力が小さくなるとのこと。一方で使用時のイライラ感などは、いつまでたっても製品満足度にネガティブな影響を与え続ける。この誰もが思い当たる節があるトピックを全て定量分析しているのがすごい。

ユーザビリティ評価用コンテンツ領域対応視線分析方法の開発

松延先生の発表。領域ごとに視線の滞留時間を集計できるツールの開発で、今回の優秀発表賞を獲得!おめでとうございます。

コンセプト・リファイン方法の研究(ストーリーボーディングの提案)

いつもお世話になっている浅野先生の発表。正直、この発表が一番アットホームで盛り上がっていた気がする。そういう場の空気を作ってしまうのも才だなぁと。
仕様段階でのストーリーの欠落は、実際社内でUX業務をしててもよく遭遇する。「このTOPページは誰がどういう状況で出会うのか?」ということが想定されていないと、ユーザーテストのしようがないという。