千葉工業大学『情報デザイン演習1』

2010/12/20(月)と2011/1/24(月)に、千葉工業大学の『情報デザイン演習1』の授業へ講評員として参加しました。
この授業では「モバイル」をテーマに、学生のみなさんが多様な情報デザインを提案する授業になっています。
こういった場に参加できるのは、私にとってもいい刺激となり、貴重な時間を過ごすことができました。

グループワークで全19グループの課題発表があり、見どころ万歳でした。
完成度が高い作品もあり、現・大学2年生と考えると今後の活躍が楽しみです。
内容はグループごとにまちまちですが、フォトエッセイやフォトダイアリーから、調査アンケートまでしっかり行っていたり、ペルソナやシナリオもきちんと設定されていたことが印象的です。
最終的なデザイン提案に結びつくステップを、各々のプレゼンテーションで見せてくれました。
どういった発表が行われたのか、少しご紹介させていただきます。


■授業名「情報デザイン演習1」
■日時
12/20(月)14:40-17:50 情報インタフェース中間発表
01/24(月)14:40-17:50 情報インタフェース最終発表
セイコーインスツル株式会社さん/米津さん,久米さんとご一緒しました。

■場所
本学・芝園キャンパス(新習志野駅より徒歩7分)


■学生さんの課題の概要
1.ゲーム性を重視したカメラ – 写真を撮るとポイントが追加され機能拡張

2.ユーザーの旅の記録が見れる – スキャンした場所へのミッション

3.RPG子供向けのゲーム – 地図とGPS機能を使って仲間を呼ぶ

4.名刺の電子化 – 口コミをモバイル化,知らない人とのコミュニティ構築

5.RIPPRING – 偶然の出来事を音とイルミネーションで楽しむ

6.新体験モバイル – 風景が音になり、ヘッドフォンで楽しむ

7.リアルアバターで試着をしながらファッションを楽しむ – リアル店舗とオンライン店舗

8.XEMA – 雨の日を楽しく、傘で雨を収集して、それらを音と光の演出で魅せる

9.らくぽ – 歩いた歩数で地図を飛べる

10.風景と時代を楽しむ – 過去・現在・未来を見れる本

11.GOOL – 癒しを与えてくれる3Dメガネ

12.瞬間ねんぴい – 友達とコンタクトを取りながら自己管理をする。可視化された炎を見れるモバイル

13.楽しく安全な山菜採り – 虫メガネモバイルで覗くと、素材の説明とレシピが見れる

14.個性を伝えるためのデザイン – 腕にかける自己投影

15.Amico – キャラクター性があるコンパクトカメラ。SNSとも連動できる、Amicoハウス。思い出を共有できるAmicoで写真を撮影し、Amicoハウスからプロジェクタ投影する。

16.アバター – キーホルダー型、広告媒体

17.つづり – 趣味を通じたコミュニケーション。アナログとデジタルの融合

18.THEME – お酒のグラスと通して、人とのコミュニケーションを楽しむ

19.人と楽しむセッションプレイヤー – 音楽と手のアクションを楽しめるモバイル


アクティングアウトもみなさん個性豊かで楽しませていただきました!
オンラインでの使い方など、SNSやネットワークを考慮した提案も多かったように思います。

千葉工業大学のみなさん、おつかれさまでした^^